2020-08-25
日本語の美しさを世界に
現代表現研究所は、昭和60年に東京原宿竹下通りの小さなbarの一角に集ったクリエイターの集合体でした。当時の広告制作業界では、PCもなくクリエーターは自らの腕のみでイラストやデザインを学ぶ職人のような時代でした。クリエイティブな思考や流行も大切ですが、技術的な情報交換の場として若いクリエーターが集う研究所として始まったのがルーツになります。限られた情報しかない時代で、海外のデザイン事情や表現活動なども学べ、得意不得意を補う場として多くのクリエーターが育っていった伝説の研究所と言われています。あれから40年、令和の社会は成熟し、業界も様変わりしました。PCが普及し、広告制作も素人が手掛ける環境になったことで、必要とされるクリエイティブワークは、世界を俯瞰し未来の方向性を指し示す者だけが生き残る環境となっています。現代表現研究所は、伝統や歴史に埋もれてきた日本語の特別な美しさを世界のクリエイティブワークの中に生かしてきました。紡がれた言葉は、感動を生みます。わたしたちはコーポレートブランディングやイメージングのコンサルティングを得意としてきました。令和の混迷の時代、大河に一滴の感動を広げてきたのです。波紋が世界に広がるクリエイティブワークで多くの事業を支えて参りました。これからの時代に必要とされるのは、地球の意思や森羅万象の知恵を大切にしてきた私たちのDNAに記憶される伝統的な知恵の文化ではと考えます。
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