和の上品さと洋の優雅さにえくぼの生どらの巻
旅の楽しみに欠かせないのが、とっておきのスイーツ。三浦エリアと安房エリアの美味しいスイーツをこれから交互に紹介していきますよ〜。創刊号は、三浦エリアの葉山からお届けいたしま〜す。
お口の中でふわっととけて、ほんのりあずきの香気と塩気が広がり、さらにマロングラッセのような甘露煮の大粒栗が口いっぱいに広がる「栗どら焼き」の感動は、一度味わえば忘れられない葉山の思い出になるはずです。御用邸のある葉山のまちに相応しく、和のテイストに洋のエッセンスが新たな創作和菓子の世界を魅せてくれるのは、パティシエールとしての確かな経験があればこそです。
こちらのオーナーの福島和子さん、小さな頃からあずきが大好きだったことから、パティシエ時代、いつか洋菓子に和菓子の良さがいかせないものかと日ごろから考えていたのだとか。そんな折に和食店のスイーツを任せられ、本格的に創作和菓子の世界を築きはじめたのだとか。
基本の小豆餡は、こだわりの砂糖に煮含められた上品なあずきの滋味と洋菓子の生クリームが加わり、馥郁の広がりを魅せてくれます。こだわりはお母様から伝授された隠し味の塩のバランスだとか。しっとりふわふわのどら焼きの生地に包まれて絶妙のバランスです。優雅な洋のエッセンスと上品な和のエッセンスをオーナーの福島さんの優しさあふれるセンスで新たなスイーツとして生まれ変わらせます。小さいながら店内はギャラリーのたたずまい。福島さんの世界観と出会う旅の楽しみが広がります。
四季の繊細なうつろいを生かすお菓子の世界。秋のおすすめはやっぱり和洋問わず栗。マロングラッセのような栗が入った生どら焼き、お口に運べば、心にえくぼが思わず生まれてしまう逸品です。福島さんが生み出す創作和菓子には、福島さんがブレンドされたハーブティーともベストマッチング。三浦エリアの隠れた銘菓にぜひ舌鼓を。ほっぺのおちる逸品を訪ねて、次回は安房エリアの奥の細道へ、乞うご期待。 文:黒蜜たると
和がし 葉な
所在地 神奈川県三浦郡葉山町一色943-1 アトリエ943ハヤマB -2-2
連絡先 046-875-4101
営業時間 10:00~17:00
定休日 毎週水・木曜日
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